癒しを求め、小田原へ★No.1
旅にでたいな。
ふとこんな気持ちになって思いついた先は「京都」
だけど、現実的に考えてみると時間、金銭面的にちょっと今は無理そうだな。と思い直し、次に候補として思いついたのは、
「小田原」
新宿から小田急線で1本で行ける小田原。これなら行けるな♪と思い小田原へ行ってきました。
小田原には実家が割と近いだけあって何度か行っていましたが、それももう10年以上前の話。いい大人になってからふらりと行くのはこれが初めてだったのかもしれませんね。
ざっくり行く場所は決めてたものの、ほぼノープランで小田原の地に降り立ったものですから、着いた早々どうしよっかな。みたいな全く頼りない旅のはじまりです★
駅を出て、とりあえず今日の目的の場所「小田原城」へ向うことに。
足を向けた途端、私はある看板に目を奪われました。そこにあったものは、
「鈴廣」
そうです。小田原と言えばかまぼこで有名な「鈴廣」です。
私は随分前から鈴廣のかまぼこのファンでして、鈴廣商品の中で特に好きなのが、
「かをり巻」
という しその葉で巻かれたものが好きで、小田原に足を運ぶ度に買うほど好物なのです。しその香りと白身魚のすり身の相性が抜群で1袋8個入りなのですが、ひとつ食べ始めるともう止まらなくて、1袋ぺろっと食べきってしまうのです。食べ終わった後に「あぁーもう1袋買っておけばよかった!」なんてよく言っています。笑
まぁ、もう1袋多く買ったところで、それもぺろっと食べきってしまうのは見え見えですけどね。それくらい好きな一品です☆
せっかく目に止まった鈴廣の看板をスルーすることはできませんので先ずは入店。
本当なら、かをり巻を何袋も買って帰りのロマンスカーでぱくつくぞってなるのですが、残念なことに小田原に着いたばかり★ここは我慢と自分に言い聞かせ、だけど何も買わずに店を後にするような無粋なことはしたくない。ということで、歩きながらパクつけそうな「百年ちくわ」という焼きちくわと白焼きちくわが入ったものを購入。
店を後にし、百年ちくわをパクつきつつ目的地の小田原城へ★
小田原城址公園の北入口からゆるやかな坂を上っていくのですが、なんとまぁ不思議な感じですね。前回来たのはもう10年以上前のことなのにこの坂は変わっていないなと感じるのです。とても懐かしい気持ちになりました。
この坂は私の思い出の場所のひとつでもあるので、またこうしてふらりと来ると、今は亡き人を強く思い出せます。その時は決まって菊の展示の季節で本丸の至る場所に美しく見事な菊が並ぶのです。幼いながらにも、その美しさに目を奪われたものです。
懐かしい思い出を暫し噛み締めながら本丸へ
驚いたことに、猿がまだいました。正直、おとなしいとは言えない荒くれたその姿は以前見たままのような気がしてなんとも言えない笑みが漏れました。
そして、その反対を向けば天守閣
やたら真新しく見えたのは気のせい?と思ってたら、少し前まで改修工事してたのですね。その改修工事と共に中の展示もリニューアルされたようで、展示リニューアルと知ったらやはり気になりますよね。以前私が天守閣に入ったのは10年以上前、今となっては中がどうだったとか全然思い出せないくらいですが、きっとその間にも何度か展示はリニューアルされていたのでしょう。これも何かの縁ですねってことでせっかくなので展示も観てみることに。
天守閣内は階ごとに違う種の展示を設けいまして、
1階が受付と「江戸時代の小田原城」と題して、江戸の西を守る城だった小田原城の役割や歴代の城主たちの足跡の紹介。特にミニシアター上映ではとてもわかりやすく時代劇風に解説されていました。
2階では「戦国時代の小田原城」と題して、小田原城を本拠地とした戦国大名、小田原北条氏の足跡を紹介。最近私は北条氏康をある物語で見かけたのですが、そのキャラがかなり特殊な容姿としゃべり方だったので、ここで歴史上の北条氏康を見かけた時、あまりのギャップにとても驚きました。正直、どんなおかしな武将だったのだろうかと気になっていたので、今回きちんとした姿をお見かけして安心しました。
3階では小田原ゆかりの美術工芸品や小田原城内での発掘調査の成果の紹介でした。確かこの階に鎧に兜、刀が展示されており、これで戦ってたの!?と正直驚きでした。どういう意味での驚きかと問われますと、ちょっと言いにくいですが…これで身を護れるの?と、とっても失礼なことを考えていました。ごめんなさい。刀は滅多に見れるチャンスがないので少し興奮しました。結構長い刀なのですね。
4階では「その後の小田原城」と題して、明治時代から現代に至る、小田原城の歴史の紹介。
5階では「小田原城天守閣再現」と題して、江戸時代の天守にまつられていたとされる摩利支天像の安置空間の再現があり、展望デッキにて天守閣から小田原の街を一望できるようになっていました。この日は雲が厚く遠くまでは見渡せませんでしたが、晴れていたらもっと色んな景色を楽しめたのでしょうね。この階で印象に残っていることは、木組みという匠の技です。手にとって実際に木組みを体験したのですが、繊細な作業の中によく考えられたものだなととても感心しました。
10年前とはやはり感じ方捉え方が変わりましたね。いい大人になってからまた来たのは正解でした☆
実はこの時、天守閣の離れに打掛体験があったのですが、時間の都合で着ることが叶わず、また来る機会がありましたら次こそは打掛着てみようと思います☆
ここから先は、また後日♪
最後まで読んでくださった皆さま、本日もありがとうございました。
かなん